意外なデメリットもある?リモートワークのメリット・デメリットを解説!

はじめまして。株式会社ニットで広報をしている小澤美佳です。

私が働いている株式会社ニットは「未来を自分で選択できる社会をつくる」をビジョンに掲げ、創業時からフルリモートを前提としたマネジメントを実施しており、現在400名のリモートワーカーが在籍しています。

あるアンケートでは新型コロナウィルス感染拡大の影響で、テレワーク(リモートワーク)の実施経験がある人は72.8%にも及びました。このアンケートからもリモートワークが新たな働き方として確立されつつあることが分かります。

参照:マイナビニュース:https://news.mynavi.jp/kikaku/20200902-1262866/

しかし、リモートワークにはメリット・デメリットがあるため、今回はリモートワークのスペシャリスト集団であるニットが具体例を交えながら説明したいと思います。

株式会社ニット
小澤 美佳

株式会社リクルートにて、中途採用領域の代理店営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で、キャリア・就職支援の講演を実施。
採用、評価、育成、組織風土醸成など10年間にわたって幅広くHR業務に従事。2018年 中米ベリーズへ移住し、現地で観光業の会社を起業。
2019年にニットに入社し、営業・人事を経て、現在、広報に従事。その傍ら、オンラインでのセミナー講師やイベントのファシリテーターを実施。

リモートワークのメリット

リモートワークのメリットを企業側・社員側からで見ていきましょう。

◆企業メリット

①オフィス運営費用の大幅削減

企業としての最大のメリットです。オフィスの家賃、光熱費、通信費などが抑えられることに加えて、社員の交通費や打ち上げなどの飲食代もほぼかからないため、大幅なコストカットが見込めます。

②採用力の飛躍的な向上

社員の住むエリアを限定しないため、世界各国に住む人が対象となり、採用の母集団形成がしやすくなります。「能力的には素晴らしい人でも住んでいるエリアが遠いため不採用」という事例が発生しなくなり、能力が高い人材を確保しやすくなります。

◆社員のメリット

①プライベートの変化があっても仕事の継続が可能

家族の転勤に伴った離職、子どもが生まれて前のように働けない、介護離職…。このような環境の変化によって自分らしいキャリアを断絶してしまうことは社会にとってもマイナスです。しかし、リモートワークであれば、住む場所や働く時間に捉われることなく、自分らしい働き方ができます。

②自分らしい生き方・働き方の選択肢拡充

仕事はあくまでも人生の一部であり、仕事以外の家族との時間、余暇を楽しむ時間、読書や学習の時間など、色んな時間が人生を構成しています。リモートワークであれば、どこに住んでいても、自分がやりたい仕事ができて、それ以外のことも大事にできる時間が持てます。

これらのメリットを活かし、私たちニットは、5年前からリモートワークを前提に始め、現在、400人全員がリモートワーカーであるみんなと運営をしています。住所をもたないアドレスホッパーの社員、エルサレムに在住する人事、クロアチアで働くディレクター、鳥取で農業をしながら事業開発を行う社員など、ニットではリモートワークという働き方を通じて枠にしばられない多様な働き方を認めています。

リモートワークのデメリットと対策

前章でリモートワークのメリットについてお伝えしましたが、もちろんデメリットもあります。事業のオンライン化が推進され、通勤時間がなくなり心身の負担が減ったという声も聞く中でリモートワークだからこその不調もあるようです。

あるアンケートでは「リモートワーク前と後での健康面の変化はありましたか」という質問に対し、52.17%の方が「悪い」と答えていました。

参照URL:https://infogram.com/–1h706ek1wem565y

今回は、その中でも意外と気づきにくい3つの身体の不調と対策についてお伝えします。

①デジタル眼精疲労

デジタル眼精疲労とは、スマートフォンやパソコンを見ることが増えるため、目が疲れやすい状態のこと。

<症状>
目をこする回数の増加、頭痛、首や背中に痛みを感じる 等

<対策>
「20分おきに約6m離れたところにある物を20秒間見る」ということが効果的。これにより、筋肉が緩み、姿勢が正され、まばたきが促されるという。

参照URL:https://forbesjapan.com/articles/detail/35412/1/1/1

②ストレートネック

ストレートネックとは、本来緩やかな湾曲を持っている首の骨が、負担のかかりすぎによりまっすぐ一線上になってしまい、顎が前に突き出したような姿勢になる状態のこと。

<症状>
筋肉疲労による肩、首、背中の痛みやハリ感、肩こり、首こり、頭痛、吐き気 等

<対策>
背筋を伸ばし、胸を張る。適度に休憩をとり、ストレッチをする。

参照URL:https://www.bauhutte.jp/bauhutte-life/straight-neck/

③サイレント鬱

リモートワークで中々気付きにくい病気です。在宅で仕事をすることで極度のストレスが掛かっている人や新型コロナウィルスを過敏に意識することによるストレスなど、突然のニューノーマルへの移行によって心がついてこない、という人も多く見かけます。

厚生労働省 平成29年の労働安全衛生調査によると、下記の図の通りメンタルヘルス不調により休職する割合は全体で0.4%、業種別では情報通信業や金融業が1.2%で、情報通信業や金融業のうつ発症リスクは全社平均の3倍と非常に高くなっています。

一概には言えませんが、IT系はパソコンに向かう時間が長かったり、金融系などは他業種以上に、ストレスフルな環境にある証拠かもしれません。

参照URL: https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/h29-46-50_kekka-gaiyo01.pdf

<症状>
心身の不調が1週間以上続く、頭痛・肩こり・眼精疲労がひどい、眠れない 等

<対策>
テレワークが向かない人もいる、ということを考慮しながら、会社としての働き方の指針や組織としてのコミュニケーションの方法を決定していくと良いと思います。

以上の不調はあくまで一例です。リモートワークをすることでメリットよりデメリットが大きくなってしまう働き方は会社にとって、そして社員のためにも良くありません。デメリットへの理解・配慮をしながらその会社に合った働き方を見つけることをおススメします。

結局のところリモートワークは良いの?悪いの?

冒頭でお伝えしたとおり、リモートワークを導入することで働き方・生き方に多様性が出てきます。しかし、全ての業務で「リモートワークが良い」というわけではありません。

出社をすることで、一同に会する機会によるメリットもありますし、リモートワークによって通勤時間がなくなり、生産性が飛躍的に向上するというメリットもあります。それぞれの特徴の良いところを活かして、出社とリモートワークを取り入れたハイブリットな働き方を推進できるのが一番良いのではないかと思っています。

仕事を一生懸命することも大事ですが、「一生懸命、休む」ということも本当に大事です。

まずは、心身ともに健康であること、つまり身体が資本です。そのうえで、セルフコントロールしながら仕事のやりがいを追求したり、余暇や学習を楽しんでいきましょう。私たちニットはこれからも皆さんの働き方や生き方がより豊かになるような選択肢を増やせるよう努めてまいります。

小澤 美佳

小澤 美佳

株式会社リクルートにて、中途採用領域の代理店営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で、キャリア・就職支援の講演を実施。採用、評価、育成、組織風土醸成など10年間にわたって幅広くHR業務に従事。2018年 中米ベリーズへ移住し、現地で観光業の会社を起業。 2019年にニットに入社し、営業・人事を経て、現在、広報に従事。その傍ら、オンラインでのセミナー講師やイベントのファシリテーターを実施。